どっちのアプリがいい？ 2大オーディオブックアプリ徹底比較

音声コンテンツを聴けるオーディオブックアプリ、最近流行っているようだし始めてみたいと思っている方も多いのではないでしょうか。

日本語で聴けるオーディオブックアプリといえば、”Audible”と”audiobook.jp”が代表格の2つです。

この記事では、2大オーディオブックアプリの機能を比較してご紹介します。

最後まで読んでいただければ、きっとあなたの使い方にマッチするサービスはどちらかわかるはずです。

オーディオブックアプリの使い方って？

オーディオブックアプリはその名の通り、書籍やラジオ番組を音声コンテンツにした「オーディオブック」を聴くためのアプリです。

いま現在日本語で聴ける2大オーディオブックアプリといえば、”Audible”と”audiobook.jp”です。

オーディオブックアプリの基本的な機能は2つ

• コンテンツの購読
• 再生

です。

でもこの2大アプリの機能は少しずつ特徴があります。

次からは、それぞれの特徴も踏まえてご紹介します。

2大サービスの違いとコンテンツの購読

まずは、コンテンツの購読方法についてかんたんにご紹介します。

アプリに必要なのは、なんと言ってもコンテンツ。

コンテンツの購読方法が、それぞれのアプリで少し違いますので注意しましょう。

Audibleのコンテンツの購読方法

Audibleは、月額1500円で毎月1コイン（＝価格によらず1タイトルと交換可能）が基本サービスです。

タイトルには無料と有料のものがあります。

Audibiuleの無料タイトル は、アプリから直接ライブラリーに追加することができます。

Audibiuleの有料コンテンツ購読の流れは次の通りです。

1. 毎月1枚のコイン付与または追加コイン購入(Webより)
2. Audibleサイトからコンテンツを選びカートに入れる
3. コインまたはクレジット決済で購入
4. アプリのライブラリーに自動で追加される
5. ダウンロードして聴取する

有料タイトルは、アプリから購入ではなくブラウザ版のAmazonのサイトまたはAudibleのサイトから購入します。

決済の方法は、保有コインまたはアマゾンと同様にクレジットが選べます。

アプリからは直接購入できないことにご注意ください。

audiobook.jpのコンテンツの購読方法

audiobook.jpは単品購入の他に、月額750円の読み放題サービスがあります。

無料タイトル、読み放題タイトルはアプリからライブラリーに追加することができます。

読み放題以外の有料タイトルは、コインを使って購入します。

アプリから購入する場合

1. アプリでつかえるコインを購入
2. ホーム画面からコンテンツを選択
3. 購入ボタンを押す
4. アプリのライブラリーに自動で追加される
5. ダウンロードして聴取する

Webから購入する場合

1. Webサイトでコンテンツを選択する
2. 購入するボタンを押す
3. 決済方法を選択して決済する
4. アプリのライブラリーに自動で追加される
5. ダウンロードして聴取する

どちらアプリではコイン購入、さらにそのコインでコンテンツを購入する形を取ります。

クレジット決済などで、直接コンテンツを購入するのではないのでご注意ください。

いずれのサービスも決済方法が若干ややこしいのは、大人の事情があるようです。

この辺は仕方ないことなんでしょうか。

オーディオブックアプリの基本機能

ここからは両アプリの再生時の基本、付属機能についてご紹介します。

オーディオブックアプリならではの機能ですから、覚えておくとより便利に使いこなせます。

再生

購入したコンテンツはライブラリーに追加されています。

コンテンツを選択して、再生マークをおすと朗読が始まります。

このあたりは音楽アプリと同様ですので、ほぼ説明無用ですね。

倍速再生

次に再生速度を早くしたり遅くしたりする、「倍速再生機能」です。

オーディオブックの再生速度は、自分の心地よいスピードに調整することが可能です。

例えば難しい内容でゆっくり考えながら聴きたいと言うようなときは、速度を１倍より遅い速度に落として聴くことができます。

逆に、時間を圧縮してとにかくたくさん聴きたいというときは２倍速にすれば単純に半分の時間で聞き終えることができます。

一説によると、速いスピードで音声を聴き込むことは脳のトレーニングにもなると言われています。

時間節約以外にも、脳トレ効果が得られるかもしれませんね。

Audibleは0.5〜3.5倍まで
audiobook.jpは0.5倍〜4.0倍まで調整可能です

バックグラウンド再生

次はバックグラウンド再生です。

スマホはバッテリー消費を抑えるために、一定時間操作がないと画面が消えたりアプリが待機状態になったりします。

オーディオブックは、基本的に聴き始めたらスマホを操作するもんではないですね。

そんなときは、バックグラウンド再生が便利です。

といっても、特に何も操作することはありません。

スマホ画面を閉じても、アプリはバックグラウンドで再生を続けてくれます。

「ながら聴き」にぴったりの機能です。

なにか手作業をしながら、オーディオブックで新しい知識を得る。

運転中をしながら、語学の勉強をする

なんてことができて、時間の節約にも繋がりますね。

スリープタイマー：寝落ちも安心

寝る前、読書の代わりにオーディオブックという方もいらっしゃるでしょう。

でも、寝落ちしたまま再生を続けてしまい電池を消費しすぎたなんてことが心配ですね。

そんなときは、スリープタイマー機能です。

スリープタイマーを使っていれば、一定時間か章の終わりまで再生したら自動で止まってくれます。

これで、寝落ちしても平気です。

Audibleは５分〜１２０分までの選択のほか１分単位で設定、章の終わりまで再生も設定可能
audiobook.jpは５分〜６０分までの選択、または章の終わりまで再生設定可能です

ブックマーク

ブックマーク機能、いわゆる「ふせん」です。

オーディオブックは、紙の本のようにペラペラとめくって読み返すのが難しい欠点があります。

そんなときは、ブックマークです。

聴きながら、ワンプッシュでブックマークを設定できます。

ブックマークは一覧になっているので、後で一度に見直すことができます。

メモ

再生中に追加したブックマークのポイントごとに、メモを入れられる機能です。

聴きながら思いついたことや、後で調べたい疑問点などを書いておくのに便利ですね。

メモを入れておけば、「あのときなにかいいアイデアが思い浮かんだのに！」とならずに済みます。

現時点では、メモ機能はAudibleのみでaudiobook.jpにはない機能です。

アップデートでの実装を待ちましょう。

図表の参照

データを示したり、わかりやすく内容をイラストで示したりする図表。

音声だけではわかりにくい内容を理解するのに、とっても役に立ちます。

Audibleは、目次の画面から「PDF資料」をタップ

audiobook.jpは再生画面の「添付資料」をタップすると図表を開くことができます。

ドライブモード

究極の「ながら」、運転しながらのオーディオブックを聴くことではないでしょうか。

ただし、運転中のアプリ操作は危険です。

それを回避するのが、このドライブモードです。

再生、巻き戻し、ブックマークのボタンが大きくなって運転の邪魔をしない様になっています。

操作ボタンが大きくなる

※運転中の操作は禁止されています。停車して操作しましょう。
リンク

ボタンなしで操作

ボタン無しで操作機能を使うと、画面のスワイプだけで文字通り操作ボタンを使わず巻き戻し・早送り、ブックマークができます。

ポケットの中に入れたまま操作できるので、歩いているときなど画面を見られないときは便利ですね。

こちらもAudibleアプリ独自の機能です。

アプリ機能比較のまとめ

結局どちらのサービスがよいの？

比較してみるとややAudibleのほうが多機能と言えます。

とはいえ、基本機能は甲乙つけがたい内容です。

あえて言えば、PCでの再生はAudibleのみ。ご自宅ではPCで再生したいという方は、Audible。

多読でたくさん聴きたいかたには、読み放題のaudiobook.jpをおすすめしたいです。